しおかぜレモンのまちブログ

  • 暦の上の秋と、まだ続く夏

    もうすぐ、暦の上では秋の入り口にあたる時季を迎える頃合いです。 調べてみますと、この日を境に、手紙などの挨拶も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に切り替わるのだそうです。言葉の上では秋が始まっていても、実際の氣温はほとんど変わらず、むしろこれからが暑さの本番だという年も多いようです。 このずれを...
  • ひまわりの、まっすぐな性質について

    インスタグラムを見ていると、ひまわり畑の写真がいくつも流れてきました。 調べてみると、この時期、各地でひまわりが見頃を迎えているようです。一面に広がる黄色は、写真越しでも十分に元氣をもらえるような氣がします。 ひまわりは、太陽の方向に花を向けて咲く、という話をよく耳にします。でも実際には、成長...
  • 八月の、静かな入り口とまだ見えない秋の氣配

    今日から八月です。 暦の上では、もうすぐ立秋も近づいてきます。まだまだ暑さは続きますが、光の角度が、ほんの少しずつ変わり始めているようにも感じています。 猫は、朝いちばんの光が差し込む場所を、毎日少しずつずらしながら選んでいます。夏の初めと今とでは、日の当たる場所が違うのかもしれません。そんな...
  • 星を数えるという贅沢

    八ヶ岳の夜は、街の灯りが少ないぶん、星がよく見えます。 この時期は特に、天の川がうっすらと見える夜もあります。関東に暮らしていた頃は、星をゆっくり見上げる時間そのものが、ほとんどありませんでした。 星を数えるのに、目的はいりません。ただ見上げて、光の点を目で追うだけの時間です。役に立つかどうか...
  • 夕立のあとの匂い

    午後になると、急に空が暗くなり、夕立が降ることが増えてきました。 予報を見ていても、実際に降り出すと、いつも少し驚いてしまいます。慌てて窓を閉めながら、それでもどこかで、この匂いを待っていた氣もします。 雨上がりの、土の匂い。あの匂いを嗅ぐと、なぜか子どもの頃のことを思い出します。理由はうまく...
  • ひとつの桃を選ぶ時間

    このところ、直売所には山梨の桃が並ぶようになりました。 大小さまざまな桃の中から、ひとつを選ぶのは、実はなかなか時間のかかる作業です。香り、色、硬さ。どれを優先するかで、選ぶ桃はまったく変わってきます。 効率だけを考えるなら、目についたものを手に取ればよいのかもしれません。それでも、香りを確か...
  • お盆の前に、ありがとうを整える

    気づけば、七月も終わりに近づいています。 もうすぐお盆の季節です。ご先祖様や、亡くなった方を思う時間が増える季節でもあります。わたしも、この時期になると、これまでお世話になった方々のお顔を、一人ずつ思い浮かべることがあります。 感謝は、貯めておくと、いつの間にか行き場を失ってしまうもののように...
  • 遠くの花火の音

    この季節は、夜になると遠くから花火の音が聞こえてきます。 近くの町で花火大会が開かれているようで、姿は見えず、音だけが山を越えて届きます。ドン、と少し遅れて響く音を聞きながら、今夜はどんな色が上がっているのだろうと想像しています。 人混みが苦手な方にとって、花火大会の会場は少し氣が重いものかも...
  • 蝉の声が教えてくれること

    八ヶ岳の朝は、蝉の声で始まります。 種類によって鳴き方が違うと知ったのは、実はここに暮らし始めてからでした。低く響く声、細く長く伸びる声。それぞれの声を聞き分けられるようになるまで、少し時間がかかりました。 蝉の命は短いと言われています。短いからこそ、あれほど大きな声で鳴くのかもしれません。そ...
  • 土用の、猫の伸び方

    明日は、土用の丑の日なのだそうですね。 うなぎを食べる日、というくらいの知識しかなかったのだけれど、調べてみると「土用」は季節の変わり目にある約十八日間のことで、一年に四回訪れるらしい。夏だけのものだと思っていたので、少し驚きました。 工房の猫は、この時期になると急に伸びが長くなります。床の同...
  • 木漏れ日の隙間に、言葉をそっと置いてみる

    立ち止まることも、途中でページを閉じることも、どこか後ろめたいような気がしてしまう日があります。 忙しく過ぎていく時間の中で、いつも「次」のことばかりを考えて、目の前にある「いま」をどこかに置いてきてしまう。そんな時、心や頭に必要なのは、完璧な答えではなく、ただ静かに息をつける小さな「余白」な...
  • 自分が選んだ、今日のお茶

    周りの人の意見や、SNSのタイムラインで流れてくるきらびやかなトレンド。それらを毎日眺めているうちに、「じぶんは本当はどうしたいんだろう」と、じぶんの真ん中が分からなくなってしまうことはありませんか。他人のジャッジが溢れる社会では、わたしたちは簡単にじぶんを見失ってしまいます。 「今日、あな...