ピクセルの世界から、潮風の香る森へ。デザイナーのわたしがアーティストになった理由
「正解」よりも「感触」を求めて
かつてわたしは、スマートロックやアプリのUI設計など、デジタルプロダクトの最前線にいました。効率、速度、そして数字。それが世界のすべてだと思っていた時期があります。しかし、繊細な感性(HSP)を持つわたしの心は、情報の濁流の中で次第に擦り切れていきました。そんなわたしを救ってくれたのは、ルーツである葉山の海と、八ヶ岳の静かな森でした。
スマホの画面をなぞる指先が、本物の貝殻の冷たさや流木のゴツゴツした肌に触れたとき。わたしの脳は、数年ぶりに深い深呼吸をしました。
- デジタルからアナログへ: ピクセルの正確さを捨てたとき、不完全な自然素材の中にこそ、真実の美しさがあることに気づきました。
- 環境という避難所: HSPにとって、都会のノイズは暴力に近いものです。八ヶ岳の「静寂」という盾を得ることで、わたしはようやく自分の感性を「武器」に変えることができました。
- 学びのギフト: デザイナーとしての脳で、心という目に見えない迷路を整理し、可視化する。それが今のわたしの仕事です。
一度壊れたからこそ、見えた光があります。このしおかぜは、あなたの住む街にも、きっと届いているはずです。
ココロのおかたづけを、言葉で。Mac Lemon Funamizuのエッセイ集。
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