しおかぜレモンのまちブログ

  • ガラスを伝う、小さな宇宙

    しとしと、ぽつ、ぽとん。窓の外では、静かな雨が降り続いています。すっきりしない天気が続くと、なんとなく気持ちまで沈みがちになるものですが、そんな日こそ、わたしは窓ガラスに寄り添う小さなデザインに目を向けます。 ガラスを伝って、さらさらと流れていく一滴の雨粒。「あの雨粒は、どこへ行くんだろう。...
  • だれかの物語ではなく、じぶんの「今」を

    足元に眠る、ジャッジのない時間 ネコがわたしの足元で、ただじっと、じぶんの肉球を見つめています。その姿を見ていると、外側の世界でだれが成功したとか、どんな流行が生まれているかといった賑やかなノイズが、どこか遠い国の出来事のように思えてくるのです。 誰かの物語や、華やかな芸能のトピックにココロが...
  • そのままの形で、「カチッ」とはまる場所

    社会が用意した「四角い枠」の中に、自分を無理やり押し込もうとしていませんか。 角を削り、形を変えて、なんとか「普通」になろうとする。 けれど、削られた部分は、あなたの本当の力だったはずです。 わたしの描く「ことばのない絵本」の主人公は、不規則で、不思議な形をしています。 周りの整った幾何学たち...
  • 音のない朝に、ひらくもの

    朝、目が覚めても、スマートフォンの画面に指を滑らせるのをやめてみます。絶え間なく流れ込んでくる都会のニュースや、誰かの賑やかな噂話。それらはわたしの心を、いつの間にか遠くの知らない場所へと連れ去ってしまうから。 八ヶ岳の窓を開けると、ただ冷涼な空気と、鳥たちのさえずり、そして葉を揺らす風の音...
  • 八ヶ岳の朝。潮風の気配を連れて、新しい物語が始まります

    「癒やし」に、終わりはありません この1週間、デザイナーとしての視点や、八ヶ岳での暮らし、そして「心の窓」の守り方についてお話ししてきました。私たちが届ける「しおかぜレモンのまち」は、一度きりの解決策ではありません。あなたが日常の中でふと立ち止まり、深呼吸をする。その瞬間にそっと寄り添い続ける...
  • 「わかろう」とするのをやめてみる。言葉のない世界での静かな対話

    言葉のノイズを脱ぎ捨てる 僕たちの展示スタイルは、以前の「説明的なもの」から、余白を活かした「サイレント・プレゼンテーション」へと変わりました。以前は多くのキャプションを添えていましたが、今はあえて多くを語りません。それは、お客様自身の「直感」と「感受性」を何よりも信じているからです。 特に美...
  • 四角い枠に合わせなくていい。そのままの形でカチッとハマる場所がある

    「正しさ」よりも「自分らしさ」を 社会のルールや誰かの期待。それらはすべて、きれいに整った「四角いパズルの枠」のように見えます。かつて僕も、その枠に自分を押し込めようとして、心に深い痛みを負いました。けれど、しおかぜレモンのまちの物語に登場する隣人たちは、誰もが不規則で、不完全な形をしています...
  • 感じすぎることは、欠点ではない。「心の窓」が広いあなたのためのマインドフルネス

    窓が大きいから、光もたくさん入る 「どうして自分だけ、こんなに小さなことで落ち込んでしまうんだろう」。繊細な気質を持つ方は、自分の過敏さをマイナスに捉えてしまいがちです。けれど、考えてみてください。窓が大きい部屋は、風通しがよく、外の美しい景色を誰よりもたくさん取り込むことができます。あなたの...
  • ピクセルの世界から、潮風の香る森へ。デザイナーのわたしがアーティストになった理由

    「正解」よりも「感触」を求めて かつてわたしは、スマートロックやアプリのUI設計など、デジタルプロダクトの最前線にいました。効率、速度、そして数字。それが世界のすべてだと思っていた時期があります。しかし、繊細な感性(HSP)を持つわたしの心は、情報の濁流の中で次第に擦り切れていきました。そんな...
  • 完璧を目指さない勇気。一番の批評家である「ネコ」から学んだこと

    直感は、いつも静かな場所にある 八ヶ岳の店舗で制作をしていると、ネコたちがふらりとやってきます。彼らは僕の作品を「評価」することはありませんが、その横で最高にリラックスして眠ることで、そこが「心地よい場所」であることを教えてくれます。かつてデジタルデザインの世界でピクセル単位の正確さを求めてい...
  • センスの正体は「余白」に宿る。貝殻を並べる3秒の調律

    「心地よさ」のバランスを紐解く インスタグラムで他の作家さんの投稿を見るとき、私たちは無意識にその「テイスト」や「センス」に惹かれます。それは単に技術が高いということではなく、「この人の視点をもっと知りたい」という静かな好奇心に近いものです。しおかぜレモンのまちの制作デスクでも、一番大切にして...
  • ガラスの中の白いカビにショックを受けているあなたへ:『ココロのおかたづけ』が教える環境の整え方

    密封された世界で起きる「サイン」 ガラスの中に小さな森を作る苔テラリウム。しかし、数週間で「白いふわふわしたカビが生えてしまった」という悩みが多く寄せられます。知恵袋で検索すると「殺菌剤」や「植え替え」などの対策が出てきますが、根本的な原因の多くは「空気の循環のなさ」にあります。どれほど美しい...