拾ってきた木の実や葉っぱ、そのまま飾ってみませんか

散歩の途中で、どんぐりや松ぼっくり、色づき始めた葉っぱを見つけて、つい持ち帰ってしまうことはないでしょうか。わたしもポケットがいつの間にか木の実でいっぱいになっていることがよくあります。

持ち帰ったものの、「何か作らなければ」と思うと、そのままどこかにしまい込んでしまいがちです。でも、実はいちばん素敵なのは、何も加工せずそのまま飾ることだったりします。

用意するものは、家にある白いお皿やトレイでじゅうぶんです。真っ白な器の上に、拾ってきたものをそのまま無造作に置くだけで、素材の形や質感がぐっと際立ちます。

飾るときのコツは、種類を欲張らないことです。どんぐりだけ、葉っぱだけ、というように1種類に絞ると、途端に「今日のための小さな展示」のような雰囲氣になります。

色を揃えるのも効果的です。茶色系でまとめる、緑だけを集める。統一感があると、拾ってきたものがそのまま作品のように見えてきます。

わたし自身、貝殻やシーグラスを扱うときも、実はこの考え方が土台になっています。素材に手を加えすぎず、その素材が持っている表情を活かす。飾るという行為は、作ることと同じくらい、選んで並べることでもあるのだと感じています。

玄関先の靴箱の上、窓辺、本棚の隅。どこか小さな場所をひとつ決めて、季節ごとに拾ってきたものを入れ替えていく。それだけで、暮らしの中に小さな更新の氣配が生まれます。

店頭にも、そうした自然の素材をそのまま活かしたオブジェをいくつか置いています。手を加えすぎない飾り方のヒントとして、覗いてみていただけたらうれしいです。

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