遠くの花火の音

この季節は、夜になると遠くから花火の音が聞こえてきます。

近くの町で花火大会が開かれているようで、姿は見えず、音だけが山を越えて届きます。ドン、と少し遅れて響く音を聞きながら、今夜はどんな色が上がっているのだろうと想像しています。

人混みが苦手な方にとって、花火大会の会場は少し氣が重いものかもしれません。ですが、こうして音だけを聞く楽しみ方も、案外悪くないと感じています。

見えないからこそ、想像で色をつけることができます。金色かもしれない、青かもしれない。正解のない想像は、それだけで少し心が軽くなります。

猫は、花火の音に驚いて物陰に隠れてしまいました。無理に落ち着かせようとせず、そっとしておくことにしています。

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