音のない「ありがとう」を、そっと置く

「ありがとう」という言葉はとても美しいものですが、ときどき、その言葉を口にしすぎることで、心の奥にある本当のぬくもりが少しだけ薄まってしまうように感じることがあります。言葉は便利ですが、ときに複雑な気持ちを単純なものに整理しすぎてしまうからです。

そんなとき、わたしは言葉ではなく、指先の感触を通して静かに気もちを整えます。アトリエの木製テーブルの上で、拾ってきた丸い小石や、乾いたどんぐりの帽子、一粒のシーグラスをそっと並べてみる。その自然素材の手触りは、ジャッジのない安心感をわたしに与えてくれます。

言葉に頼らない、ココロの表現

しおかぜレモンのまちに暮らす妖精たちは、背中にある自然素材の小さなアクセサリーを、感謝の気持ちを伝えるための静かなデバイスとして使っています。彼らは大げさな言葉を交わす代わりに、ただそのデバイスをそっと光らせたり、相手の近くに置いたりします。

  • 感謝を言葉にする前に、一度じっくりとその相手の存在を感じてみる。
  • 言葉にならない気もちを、小さな石や流木の配置に託してみる。
  • ネコが何も言わずにすり寄ってくる、そのぬくもりを受け取る。

過剰な説明(ノイズ)を排した「サイレント・プレゼンテーション」のなかにこそ、読者や、あなたの周りの人たちが直感的に感じ取れる、最も深い「余白」が残されているのです。

地続きのぬくもりを、テーブルの上に

Cottie(コッティー)が佇む丸い土台の家のまわりには、いつも小さな自然の贈りものが集まっています。言葉にしないからこそ、そのぬくもりは消えることなく、日々のなかにずっと地続きに潜み続けます。

アトリエの窓を、穏やかなしおかぜが通り抜けていきます。明日への新しいページが開かれるのを、ただ静かに待ちながら。

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